本の縦書きvs横書き

ゲームクリエイターの本を何冊か読み進めています。
今日は、本の内容には関係ない縦書き、横書きについて書きます。
 というのは、本を久々に読んでいることと、並行して数冊読んでいて思うことがあるからです。日本語はもともと縦書きが基本でした。巻物の文化だからでしょうか?縦に書いて、右から左へ。右利きの場合、手が汚れるにもかかわらず、右から左へ。平仮名の続け字も縦書きに対応したものです。僕はかけませんが。昔の横書き看板は右から左です。
 一方、英語は横書きです。左から右へ、上から下へ。右ききの人は手が汚れません。本のスタイルが基本だからでしょうか。横方向への続け字もあります。
 最近はネットで文章を読むことが多いので、横書きの文章を読むことが多いです。ワードも横書きでしか使いません。
 本題ですが、横書きの本と、縦書きの本を交替で読んでいて、縦書きの本が読みづらいことに気が付きました。WEBの横書きに慣れすぎて縦書きが読みにくいというわけではないんです。眼球の縦方向の移動する筋肉が弱まったとか、人間の目は横に視野が広いから、横のほうが読みやすいとかでもないんです。本の構造からくる読みにくさなのです。
 縦書きの場合、見開きページの真ん中辺りの行は本をしっかり開かないと読みにくく、真ん中あたりを読んでいる間はしっかり開いている必要があります。本が薄ければなんてことないですが、本が分厚くなればなるほど、これは手の負担になります。一方、横書きの場合、この開いていなければならないのは行頭または、行末になります。見開き2ページを読む場合、縦書きは手が辛いのがまとまって真ん中にあります。横書きの場合は、それが、分散しています。

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↑楽

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↑辛い
とすると

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 しかし、文章とは不思議なもので、多少読みにくくても、慣れで適当に補うことができます。そのおかげで、横書きのほうが楽に読める気がします。いや、やっぱり、横視線移動のほうが楽なだけなのかもしれません。