OpenCV。
去年、本だけ買って満足していたものの、あまりいじっていなかった。
先日会長にあった際にFLASHからOpenCVを呼び出して顔認識とかデモされていたので、ちょっとどんな具合か試したくなった。
そして、リアル彼女の体験版でもOpenCVによる顔の検出が行われており、それなりのスペックを要求する仕様になっていることもある。
すでにOpenCVのバージョンは2.0.0aとなっており、導入方法が変わった様子で、ライブラリをローカル環境でビルドしなくてはいけない。おそらく多様なOSに対応するための措置であると思われるが、敷居はぐっと高まってしまった。
日本語の書籍はバージョン1.1で書かれているので、導入に際しては参考にならない。
自分のVisualStudio環境のライブラリのディレクトリ指定がおかしかったので、かなり手間取ってしまったが、なんと解決できたようで、サンプルのビルドなどできるようになった。参考にしたサイトではライブラリのビルド時にOpenMPを使わない設定になっているので、OpenMP使う設定と両方で試してみた。
facedetectのサンプルの場合、Core2Duo@2.8GHzマシンで、OMP使わないものはCPUが50%なのに対し、OMP使うものは95%になる。検出速度も500msから270msくらいになり、実用性がでてくる。欲をいえば、30fpsは出て欲しいのだが。プログラムは200行程度でシンプルなのでocvをいじらないと高速化出来そうにない。
http://www.eml.ele.cst.nihon-u.ac.jp/~momma/wiki/wiki.cgi/OpenCV.html
