脳波デバイスNextmind

 産総研の長谷川先生が開発した、ニューロコミュニケーターと呼ばれる装置がある。

ニューロコミュニケーター - Wikipedia

 端的に言うなら、脳波をインターフェイスとして、使えるレベルに仕上げた装置である。事象関連電位P300を利用している。

 以下のおめシスの動画で登場するNextMindは、動画を見る限り、同様の原理で動作している気がする。こちらは後頭部が脳波センサになっている。視覚野が後頭部だからか?。ともかく、一般人がヒョイと装着して、実用的に使え、UnityのSDKも用意され、楽しそうである。価格は468ドル。

NextMind | Let your mind take control | Order your Dev Kit


www.youtube.com

 追記:2021/07/09

 フランスから1週間で届いたので、早速テスト。導入も難しいことはなく、M1Macで動きました。キャリブレーションさえバッチリ通せば、精度も高く、応答性も1〜2秒で実用的な速度が出る。デモでは、最大10種の識別が可能なことがわかる。

良い点
①従来の脳波系は「これ何に使えるの?」レベルだったが、Nextmindは制限はあるものの「入力インタフェイスとして使える」レベル。
②無線で動く。バッテリー内蔵。bluetooth接続。Win&Mac対応。
③公式のUnitySDKがある。
④頭皮のアルコール洗浄などが不要。

問題点
①ゴムバンドで強めに締め付けた方が精度が出るのだが、長時間装着だと痛くなる。
キャリブレーションに1分ほど時間がかかる。
ブロック崩しデモにて、点滅パターンが近すぎると、私の場合うまくいかない。近くの点滅に引っ張られる。集中力が足りない?
④アクションゲームデモにて、点滅パターンが移動すると認識しにくい。おそらく、MacBookAirの液晶の応答性が悪いせい。デスクトップ液晶とか、ゲーミング液晶だと軽減するハズ。

 

🤴🏽 🐦 🤸🏾 NextMind Dev Kit:最初のリアルタイムニューラルインターフェイスのレビュー 🏝️ 🌔 💅🏿

 こちらの、自動翻訳サイトが、ある程度、まとまったレビューになっているが、脳波については、詳しくないようなので、不正確な理解の記述になっている部分も見受けられる。まずは基礎知識としてニューロコミュニケーターの説明を読む。