消防車が来た!

朝から警報機がけたたましく鳴り響く…。
なかなか鳴りやまない。
脳裏に浮かぶのは、メガテンでやっていた実験。
「一人なら逃げだすが、集団だと誰も動き出さない」現象。
しかし、今は一人だ。
とりあえず、ベランダへ出て煙や熱など異常がないか確認。
問題ないので、廊下側へ出て確認。
問題なし。
でも鳴りやまない。
119するべきか否か。
もう一度ベランダへ出ると、スーツ着たおっちゃんが電話してる。
きっと119しているに違いない。
住んでる本人が電話しないのも変だが、異常が確認できないのに、何を通報したらいいのかわからない。
さらに時間が経過し、怖くなってきたので、やっぱり119することにした。
このあいだ、初めて110したばっかりなのに、立て続けとは…。
すると、少し前に通報があったみたいで(やっぱりおっちゃんが通報してくれていた)、すでに消防車が向かっていた。
しばらくして、消防車が到着し、警報器の誤動作であることを確認。
こういうときケースで119通報する決断って難しい。