TV放送について

今日はTV放送について考えてみたいと思う。
時代はハイビジョン時代。解像度は1366×768か1920×1080あたりが必要らしいが、NHKの技研では次々世代あたりのTV技術8K映像を開発しているらしい。8Kはたぶん横8192ドットを指すのだと思う。そんな時代の映像はギガbpsの速度が必要らしく、とりあえず現行ではその半分の4Kの映像をHDDレコーダを並列に使って再生しているらしい。
 さて、高精細大容量への進化をたどる映像技術は並列化を重ねれば、基本的には問題はない。ただ、現行の放送は電波に乗ってやってくる。電波は受信者数に関係なく一度に配信できるテレビに適したメディアだが、帯域は有限であるため、情報量が増加するに従い、それも難しくなってくるのではないかと考える。しかし、技術革新で乗せられる情報量もかなり増えるのかもしれないが。
 そんな時代に多視聴型のTV放送が成り立つのかというのが、今の自分の意見である。


話はそれるが、映画「Back to the Future」では壁のような巨大なTVに声でチャンネルを指定すると、何chも同時に表示される場面があった。あのようなTVの場合チューナーがそれなりに必要になるのだが、現行TVは大体2chしかなく、一覧後、番組選択を行うという視聴スタイルはとれていない。残念だ。